あたしはこんなにも優しい顔をして、
柔らかい声で、深い慈悲で、
人と話す事ができるようになったのかと。
いつもこんなふうであれたら。
イガイガはなるべくなくして
いつも穏やかで
水が流れるが如く
絶え間なく
よどみなく
そんなふうにいられたら。
棘が抜けて来たのかしら。
あんなにとんがって大変だったのに。
歳を取るってこう言う事なのね。
とても素敵ですわね。
あたしの大好きな本の世界ね。
le petit prince
バラの棘に隠された本当の心に
気付いてくれる王子様はきっといます。
夢を見てもいいじゃないの。
あたしの王子様はあたしには興味がないのよ。
あたしのことなんかお構いなしだもの。
でもきっと、あたしの事に気がついて、お水を
与えに来てくれるのよ。
だからその日まで、あたしは笑顔を絶やさずに、
もっと優しくもっと深くなって待っています。
早くいらしてね。
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